がん闘病記02 はじまり
どこから書くのか迷ったのですが、この辺りからにしようと思います。
元々昔から、生理不順があったり、順調な時もあったりでした。出血量も多かったです。
それでも生理期間が長めだったりした時は、婦人科に行って診察していただいてました。
いつも言われるのは子宮壁が厚めだねと。がん検診もしてきましたが、特に問題無かったです。
30代後半か40歳位の時に行った病院では、月経で悩むならって事だったのだと思いますが、
「もう子供産まないでしょ?薬で止めちゃえば?」と提案されたことがありました。
なんだか先生の言葉がすごくショックでした。確かにそうかもなんですけどね・・。
インターネットで検索すると、妊娠を望んでいない女性には「月経を止める」という新しい選択があると、
たくさん出てきますが、その頃の私は、いきなりなんてこと言うの?と思っていました。
また、別の時には、「生理不順だったり生理の量が多くても、あと5年位の間に閉経になるから、
そうすれば自然になくなるけどね~・・・薬ですぐ止めることもできるけど~・・」と言われたことも。
薬でとめるのは何だか体に悪そうだし・・・自然に止まるのであれば、何年かなら付き合うか。
そう思いながら過ごした初夏・・2020年6月頃、少し暑くなっていたと思います。
お昼ごはんを買いに、近くのコンビニまで会社の同僚と出ました。
ずっと椅子に座っていたので、立ち上がると出血がドバっといつもの如く。
慣れていたので特に気にも止めず。
お昼ごはんを買って、会社の階段を登り始めるとクラクラクラ・・・
あれ・・力が入らず階段に座り込むと、目の前がモノトーンになっていく。
もしかしてこれが貧血というものなのかな・・・・。
生まれて初めて貧血で倒れました。
同僚は慌てて、事務所にいる社長を呼びに行ってくれました。
その後落ち着くと、社長と同僚が家まで送ってくれました。
別の社員さんが、通勤で乗ってきた原付きバイクで付いてきてくださいました。
(その節は大変お世話になりました、ありがとうございます。)
翌日、割と普通でしたが、大事をとって会社を休み、近くのクリニックに行きました。
すぐに貧血と診断され、血液検査と注射(鉄剤)をしていただきました。
薬も処方していただきました。
注射をすると信じられないくらい元気になったように感じました。
何日かして血液検査の結果を教えていただくと、かなりの貧血だったようでした。
薬を飲んでもすぐに治るものではなく、暫く飲み続ける必要があるとの事でした。
その後普通に生活していました。鉄剤の薬は飲み続けていました。
夏が終わって貧血が少し落ち着いた頃、
先生に念の為、婦人科にも行ってみた方がいいねと言われていたので、
コロナも怖いけど、行くことにしました。