娘がコロナでした 2話
3月1日
久々の登校日でした。
2月も初めに1日だけの登校がありましたが、この日も午前中のみ卒業式の予行練習がありました。
ソーシャルディスタンスのとれないバスを避けて、私が車で送迎しました。
学校では特に周りで咳をしていたり、マスクを外している子もいなかったそうです。
3月2日
卒業式当日。保護者も各家庭一人までの参加でした。
私たちの時代と違い、今は保護者の方がいらっしゃっている方が多いようでした。
お話されている方もいらっしゃらず、式典中は会場内で咳も一度も聞かなかったです。
式典が終わり、私は車で1時間位待っていました。
その間に、先生に手紙を渡して少し話したり、写真を撮っていたようですが、
マスクは一度も外して無く、大人しい性格もあって、仲良い友達と3~4人で話す程度で、
集団で集まる事も無く、友達と大声で騒ぐ事も、泣く事も、抱き合ったりも無く、
このご時世、個別にはあったかもしれませんが、謝恩会的なものも無く、クラス会も無かったです。
3月3日
娘は家でゴロゴロ。
部屋でYouTubeを見たり、ゲームをやったり。特に何もなかったそうです。
3月4日
朝起きると喉がガサガサしている感じがして、咳が出ていたそうです。
部屋が乾燥していた事もあり、空気清浄機の水もカラカラになっていたので補充し、
さらに加湿器を娘の部屋にも設置。しばらくすると咳も落ち着いたので安心しました。
昼間は一緒にゲームをしていました。ただ、夕方「なんか寒くない?」
「お風呂入りたいかも~」「足だけ寒い感じなんだよねー!」とは言っていました。
今思うと、この時に寒気を感じていたのだと思いました。
毛布を掛けて二人で猫を構っていると、娘がウトウトしはじめました。
そのまま夕飯まで寝て、そろそろ起きてご飯食べてと声をかけたのですが、
「起きたばかりで食欲が出ない」「眠い」と、一口しか食べず、また自室に戻ったと同時に眠りに。
私の食事も終わり、娘の様子を見に行くと完全に寝ていたのですが、何となく変な気がして頬を触ると熱い。
首を触ると熱い。体温計をしてみると38.2℃ありました。
本人は具合悪いと言うより、眠すぎるといった感覚だったようで、眠れば治ると思っていたようです。
明日起きたら熱が下がっていたとか・・・・あったらいいな・・・
3月5日
朝起きて、熱はやはり38℃ありました。地元の行きつけの病院の連絡。発熱外来の予約をとりました。
病院内では、ワクチンや一般の患者さんとは時間帯が分けられており、行った時には3人ほどが病院の待合室の
4つ角にそれぞれ離れて座っていました。診察では問診の後PCR検査をしました。
PCR検査はインフルエンザの検査と似ている感じで、長い棒を鼻から入れて、鼻と喉の間位を擦るイメージですかね。
インフルエンザの検査の2~3倍長い時間入れているように思いました。
その後、15分か20分位待合室で待っていると、患者さんが順番によばれていきました。
静かで小さな病院ですし、うっすらと先生の声が聞こえてしまっていたのですが、
・・・・全員コロナの説明をされてました。そして例外なく娘も「間違いなくコロナ出ちゃってますねー」と。
コロナについてのプリントをいただき、症状を緩和する薬を処方していただきました。
もしコロナだった場合を想定して、待機中にいくつか質問を準備しておきました。
気になる料金はこんな感じでした。
ちなみに薬はコロナということで無料でした。
熱以外は特に症状といったものは無いように思えました。
咳がたまに出る程度。
まだ少し寒気はあるようです。
家に帰って、まずは部屋を隔離施設としました。
・トイレ以外は部屋から出ない。
・大声を出さない。
・部屋でも基本マスクをする。
・部屋を出る時は、使い捨てのビニール手袋をし、余計な場所を触らない。
・ご飯は自室で食べる
・汚れた衣服は用意された袋に入れる。等々・・・
かわいそうでしたが、自分達にも感染しないよう、できる限りの対策をしました。
自宅療養の日数ですが、本人は症状が出た次の日から10日間。
濃厚接触者は、コロナの陽性診断の次の日から7日間のだそうです。
濃厚接触者については、外出禁止ではなく、最低限の買い物については可能だそうです。
本人は熱のせいなのか、布団に入って寝ている時間が多かったように思います。
ご飯に関しては、使い捨ての紙皿に盛り付けて、部屋を少し開けて渡すようにしました。
LINEのコロナ感染の登録をしました。
夜になると寒気は収まり、逆に熱のせいなのか暑かったようです。
薬を飲んで体を休める事と、家族に感染させない事が大事です。
3月6日
朝9時半頃、自動音声の電話がかかってくる。
「パルスオキシメーターはありますか?」
「熱は37.5度以上ですか?」
「息苦しさはありますか?」という質問について、「はい」か「いいえ」で答えるものでした。
これが保健所からの連絡なのかな。
慌てて熱を測ると36.2度になっていました。
咳が結構出ているようでした。
夜、熱を測ると、37.49度・・・微妙にあるのかな。
3月7日
起きたての体温は37.9度。
また熱があがってきたのかな。
起きてから暫くすると35.8度になったので、やはりこちらが正しいのですかね。
この日はこのまま1日、熱はあがることはありませんでした。
コロナ診断をされてから、娘がトイレに行く度にビニール手袋をつけて、
通った道の床やトイレの掃除・除菌、ドアノブを触らないように、私が開け閉めをしました。
また、ご飯も毎回紙皿に盛り付け、まるで部屋出しの旅館の食事のようにしていました。
まだまだ続きますから頑張ります。
咳のせいで喉が痛いらしい。
3月8日
この辺りから具合はかなり良くなってきた様子。熱もなし。
体調は落ち着いても、やはり隔離はかわらず継続。
きっとつまらないだろうし、何かできることあるかなと模索中。
3月9日
相変わらず熱は無し。もう出ないと思われる。咳が減ってきた気がする。
体が元気になっていくと、部屋に閉じこもっていてつまらないだろうな。
3月10日
昨日と何も変わらず。熱は無し。咳も昨日より更に減っている気がする。
3月11日
昨日と何も変わらず。熱は無し。
熱はもう暫く無く、咳もかなり減っている。そろそろかな・・・。
この日は前に買っていた簡易審査キットで検査してみました。
結果は『陰性』でした。少し安心しました。
このまま何事もなく、終わってほしい。
きっと大丈夫だろうと、この日はシャワーの許可をしました。
簡易キットで陰性だったとはいえ、娘の通った道は掃除、除菌。
使用後のお風呂も全て洗いました。
3月12日
熱は無し。何も変わらず。
昨日シャワーに入ったので、ほんの少し心配していましたが大丈夫でした。
旅館のように部屋出しのご飯も、もう少しで終わりだなぁ。
3月13日
熱は無し。咳もあまり出ない。
あと1日・・・。頑張ろうね!
3月14日
熱無し、咳もあまり無し。
隔離最終日。手袋はつけてもらっているが、一人でトイレに行く事にしてもらいました。
夕飯は最後の部屋出しでした。ちゃんとおまけのプリンも付けましたよ。