がん闘病記18 2020/12/21(月)PM

手術室に入り、背中から麻酔用の管を入れてもらい、いよいよ手術に。

覚えているのは、手術室にいた看護師(?)さんがすごく優しく接してくださった事。

リラックスした状態で手術に臨めて感謝した事。

それから「麻酔入りますねー・・・」と言った言葉まで。

・・・・・・
気が付くと、部屋の壁がぼんやりと見えました。
それから息苦しさ、高熱、ひどいだるさ、疲労感が合わさった様な体の不快感に気付きました。

意識せず、少し体を動かそうとすると体中に激痛が走りました。
全く動けない。体を1cm傾けることすらできない。足も動かせない。
我慢すればどうにか動かせるというレベルの痛苦しさではなかったです。
本当に息をする以外は何もできなかったのです。

同じポーズでずっと固まったまま時間も全くわからず、寝返りもできず、看護師さんが来るであろう朝まで、この我慢が続くのかとゾッとしました。

それでも少しウトウト・・・。

また少しして目が覚めて、意識せずに寝返ろうとしてまた衝撃の走る様な痛みを体験して・・・。

何度か繰り返した後。もう限界でした。少しだけでいいから体をずらしたい。

ナースコールのボタンが手の5センチ先にあるにも関わらず、ボタンを手にするまで、30分以上はかかったのではないかと思います。

看護師さんがきて、体を少し傾けて、下側にクッションをいれてくれました。
こんなので私、本当にまた歩けるようになるんだろうか?
この痛さがなくなることはあるの?

携帯電話をとりましょうか?と言ってくださいましたが、だるさと痛さでとても誰かと話せるとは思えず・・・誰とも話したくなかったのが正直なところでしたので、傍に置いておいてもらうだけにしました。
手術を終えた報告さえも、娘にも連絡できませんでした。

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